伝説の助産師 賀久はつ先生の講演会に参加してきました!2022年3月24日

3月24日(木)賀久はつ先生のお話会「幸せなお母さんになろう」

梅屋薬局さん2階 UMEYA MAMA

参加させていただきました。

賀久先生は福岡県宗像(むなかた)市に昭和53年に「むなかた助産院」を開院されました。

現在84才の賀久先生はご主人の病気を期に引退されましたが、延べ4000人のお産をとりあげられたそうです。

 

〇伝説の助産師

学生助産師がみていてもお産が進まない中、賀久先生が妊婦さんに寄り添うと”するする”と生まれてくるそうです。

賀久先生に聞いてみました。
赤ちゃんの声が聞こえるのですか??

「お産に立ち会っていると、赤ちゃんがどうしたいかが、何となくわかるのよね~」

さすが!伝説の助産師さん。お話しているお姿からも神々しい感じが伝わってきます。

若い頃からのあだ名は「鎮静剤」。陣痛で苦しむ妊婦さんが自然と落ち着いてくるそうです。

賀久先生いわく、ゆるむとお産が進むそうです。寄り添っていると陣痛の間に眠ってしまう妊婦さんも多かったとか・・。
リラックスして、陣痛をしのいでいくと、脳内エンドルフィン(幸せを感じる脳内麻薬と呼ばれる)がしっかり分泌される。

脳内エンドルフィンが出ると、出産した後にに女性脳から母性脳への切り替わりが良くなる。
良いお産をすると脳が変わる。つまり自然と「お母さん脳」になれるということなんですね。

そして、4,000人のお産。会陰切開をしたことがないそうです!!
これはカルチャーショックでした。産後の回復がかなりちがってくると思います。

私も賀久先生のもとで出産したかった!!と本当に思いました。

内緒ですが、産婦人科では会陰切開は手術とみなし、手術料がとれるのだとか・・・。う~ん(汗)唸るしかない。

 

〇立ち合い出産

お産に立ち会う人の邪念に”赤ちゃん”は気がつく。と賀久先生。

それはお母さまであっても、パパであっても、心より赤ちゃんの出産や命を喜ぶのではなく
「男の子を産んでもらわなければ困る」とか自分の利益を考えるような考えに赤ちゃんは気づくそうなんです。

だからお産が進まなくなる・・。

宗像神社に安産のお参りをして来て下さい。と場から離れてもらうとするするとお産が進むそうです(笑)

 

〇吸引分娩は止めて

賀久先生いわく、産婦人科での吸引分娩がはじまってから、子どもたちの挙動がおかしくなってきた・・・と言います。
吸引で赤ちゃんの頭に傷がつくのでは・・・。脳や体の記憶への影響があるかもしれないと・・。

ただ、最後の最後、少しお手伝いする意味での吸引は問題ないとおっしゃられていました。

私自身はそれを聞いて、医療が大きく介入せず、リラックスして、自然な分娩ができれば(体位も自由で、落ち着ける場がある)
もしかしたら、吸引する必要がなくなるのかもしれない・・・

そんな風に感じました。今の医療の在り方とお産。考えさせられます。

 

〇サムシンググレート

遺伝子研究の第一人者村上和雄先生はいのちを「サムシンググレートからのギフト」だと言われたそうです。
サムシンググレート、一般的には神仏というところ?

私たちは 億超えるご先祖様のDNA 70兆分の1の奇跡で生まれてきたそうです。

・女性の卵管粘液は排卵期に質が上がり、弱いY染色体を守り、優秀にする働きがある。
ご主人を尊重し感謝すると粘液の力が上がる

・卵管の中で受精卵は雅楽を奏でている

・数え年は妊娠した時を0才、生まれた時を1才と数える。
「数え」と言うのは、生まれた瞬間から人として尊重する数え方。従来の日本人にはそういう文化があった。

 

○子育ての手引き

・動物は手足など体から発達、人間は脳が先に発達(赤ちゃんを人として尊重すると大脳が発達する)

・子育ては稲作文化に通じたり、手塩にかけて待ちて祈らむ

・5つのあ
あわてず、焦らず、あきらめず、愛して、安心、ありがとう

・3つのゆ
親の過去 不足補う子育ては ゆとり ユーモア 勇気で満ちる

・赤子 体を離さず
幼児 体を離して 手を離さず
少年 手を離して 目を離さず
青年 目は離して 心離さぬ (特に男の子に大切)

・自然と遊ぶと研究心が養われる

・自立を妨げる4か条
物の与えすぎ 口の出し過ぎ 手の貸し過ぎ 何でも許し過ぎ

・妊娠は授かりもの、出産したら預りもの(=いつか天に返すもの)

・人生は無常 いつも思いどうりにはいかない

・赤ちゃんには4つの〇が良い 丸い顔・2つの目・笑った口

・かーっとしたら深呼吸 割と落ち着く
・怒る時は腰骨を立てて短く人格を否定しない怒り方

・保育園から帰ってきたら「○〇ちゃんありがとう。おかげでお母さん仕事できたわ」
お母さんを手伝った喜びが生まれる

・胎児期から満2才 「助かった」「ありがとう」とお手伝いの喜びを伝えてあげましょう!
4才過ぎるとだんだんと反発する。3才までが何事も大切。

・ほのかな恋は子宮や乳房を育てる
生理が来る前にあまりハードな運動はしない方が良い
お手伝いを楽しくできる子はお産が進みやすい

 

○女性ホルモン剤について

・合成ホルモン剤は環境汚染となり、魚のオスがメス化する

・経口避妊薬 飲み続けた後に生まれた男の子は女性らしく生まれる

・人口中絶薬 反対の署名運動をされておられます

 

○母乳について

・噛むこと、母乳を飲むこと 脳の発達につながる(あごの筋肉の発達は脳の働きの2/3を助ける)

・硬い椅子で授乳はした方が良い

・赤ちゃんはシャベルですくい上げるように授乳する

小麦、砂糖、牛乳はおっぱいが硬くなる
乳腺炎の問題だけでなく、血液の状態が悪くなっている全身の問題である。
→ 認知症とも関係がある。
・和食、お米、味噌汁・・日本の文化がやはり良い / 梅屋薬局さんの健康法を絶賛されておられました!!

 

○現代の人たちへ

・明治の人たちは本来の日本の大切さを知っていた・・。本来の日本の良さをもっと知って欲しい

 

講演の後はそれぞれの感想や子育てのお悩みをシェアしました。
賀久先生の深いお話を聞いた後だったので、それぞれの「深い思い」が引き出され、みなさんの「母親として思い」がより強くなったように感じました。

UMEYA MAMAさんで温かく、たくましく、強く、優しい賀久はつ先生のお話を聞かせていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
真ん中賀久はつ先生、その左がうめやさんの猪辺明音さん。

お母さんたちを幸せにしたい!そんな思いで開催されたこの講演会。
明音さんからは優しいオーラが漂っていて、誰もが癒されるような暖かな方です。岐阜県在住の方は是非ご相談にいかれて下さい。
https://umeya-gifu.com/

ステキなお土産もいただき、クロレラ入りの手作りおやつもいただき(クロくんとレーラちゃん)
岐阜まで出かけて、すっかり満足した1日となりました。

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